1. 今日会ったCDショップの店長さんの話は深刻でした。

    CDが売れないというのは既に業界だけではなく、音楽ファンの方にも常識ですが、それに加えて販売マージンを減らす要求が卸筋から来ているのだそうです。

    従来25%だったマージンが、下手をすると15%まで減らされかねない。

    そうなったら、CDショップは維持できなくなると頭を抱えておられます。

    確かに卸屋さんも大変なんでしょうが、町のCDショップを切り捨てることにつながりかねないので、考え直してほしいと要望されているとか。

    家の近くのCD店が消えていくのも、話を聞いていると納得してしまいます。

    音楽に詳しいレコード店の方と、情報交換しながらパッケージを買うという文化はこのままでは消えていくのも仕方ないですね。

    卸屋さんも生きていくためにはマージンをカットせざるをえない、でもそうなるとCDショップは維持できなくなる。

    ここにはWIN-WINの関係は成立していません。

    どちらかが生き残るには、どちらかを搾取するしかないのでしょう。

    放送業界も同じような構造があります。

    制作費をカットするために、制作会社のマージンをバカバカ切り捨てる。

    一体、そんなマージンで、制作会社が維持できるのか、維持できなくなれば放送の質も維持できなくなるぞと警告する人も。

    放送局からすると、そんなことかまっていられない。

    自分たちが生き延びるには、制作会社、制作スタッフをより搾取することしかないと思い込んでいるようです。

    WIN-WINの関係、ここでは全く機能しない言葉かもしれません。

    皆さんの状況はどうですか?

  2. わたしは個人的に、日本航空という会社への政府の支援には強い違和感を持ちます。理由はいろいろありますが、あまり指摘されないものとして、「大きな会社は潰れない」と若い人たちに刷り込まれるという事実があるような気がします。起業&チャレンジ精神を持てとか、安定だけを目指すなとか、自分にフィットした中小企業があるはずだとか、若者向けのさまざまなメッセージがありますが、政府による日本航空の救済は、「どんなに旧態依然としていても大企業のほうがいい」という強いメッセージを発していることになります。
  3. 「例えば、日本の開発現場には、Microsoft Office Excelのセル幅を小さく設定して、方眼紙のような感覚で使っているところもありますよね。確かに、縦横へ自由に罫線を引けて見やすいドキュメントになるのですが、米国人にそのことを話すと、大方、クレイジーという反応が返ってきます(笑)」
  4. 東京工業大の屋井鉄雄教授(環境交通工学)は「歩行者の安全のために自転車の走行空間を歩道と分離すべきだ。一部区間に専用道を整備する対症療法ではなく、レーンも活用し安全で快適に走行できる空間をつなげるネットワーク化が重要」と提言。小林さんも「化石燃料が使いたいだけ使える時代ではなくなった」と安全に自転車を利用できるための整備を呼びかける。
  5. 修羅場をくぐると人は成長するって言うけど、その代償として、寿命が縮む
  6. それから、人類が消えるシミュレーションからは必然的に、人類が消えた後の世界に人類は責任感を持つべきか、という哲学的な問題を考えさせられる。これから人類が繁栄したとしても種としてはせいぜい数十万年程度だろう。遅かれ早かれ私たちは地球を次の生物に明け渡す。

    最終章にロマンチックな記述があった。この本で一番好きな一節だ。脳の活動は微弱な電波を生じる。この電波が私たちの情報を宇宙に発信していることになる。だから「電波と同じく、私たちの脳が発した信号は進みつづけるはずだ。だが、どこへ向かって?宇宙の構造は膨張する泡のようなものだといまは言われているが、それはまだ一つの理論にすぎない。ひどく謎めいた宇宙のひずみのことを思えば、私たちの思考の波がやがて元の場所に戻ってくる道を見つけると考えても、あながち不合理ではないかも知れない。」

    人類の、いや生命の本質は情報なのである。そして情報は永遠に不滅かもしれないのである。

  7. キルケゴールに言わせると、現代は情報過多というより分別過多なのだ。物を知りすぎて、わかったつもりで、考えてしまうから手が出ない。先進国で晩婚化がすすむ原因もここにあるのかもしれない。相手のことや未来のことを考え始めたらきりがない。情報と分別があるとき、人は見る前に跳べなくなる。

    「現代は平均しておそらく過去のどの世代よりも物知りだといえるだろう。しかし現代には情熱がない。だれもがたくさんのことを知っている。どの道を行くべきか。行ける道がどれだけあるか、われわれはみんな知っている。だが、だれひとり行こうとはしない。もしだれかがついに自分自身のなかにある反省に打ちかって行動に出る人があったとしたら、その瞬間に無数の反省が外部からその人間に向かって抵抗することだろう。もっとよく考えてみようではないかという提案だけが、燃えあがる感激をもって迎えられ、行動は無感動をもって遇せられるからである。」

    「もっとよく考えてみよう」は、ある意味では、分別財、検討財とでも呼べるようなビジネス書の市場を形成している。ビジネス書の大半は読まれて検討されるだけで実践されない。検索エンジンもまたその延長といえる。多くのページがヒットするがほとんど読まれない。グーグルのなかでぐるぐる逡巡するのが現代であり、それを見通したグーグルは時代の勝者なのだ。

  8. 「欧米並みにしか働かなくなったら、貧乏国になる」だの「妻の風邪程度で休んでいたらいずれ日本の社会は破綻する」って言ってるヤツもいたけど、社会が破綻する前にクソ労働環境で激務に追われてる労働者が先に破綻するぞ。今でさえ疲労困憊になるまで寝る間を惜しんで働いてるのに、連日定時退社、有給完全消化が当たり前の国々よりもホワイトカラーの生産性が低かったり、昼からビール飲んで昼寝しながら働いてるような国と(1人当たり)GDPを競り合ってたりするんだから、何かが致命的におかしいに決まってる。

    これは決して日本人の勤勉さに問題があるわけじゃない。むしろ日本人の優秀さの平均値は高いし、モラルやwork ethic(働く姿勢)の高さは世界でも類を見ないんだから。要は社会を動かしている社畜が労働効率や生産性を無視して、労働時間が長いほど偉いなんてバカげた価値観がまかり通る社会を築いたせいで、日本人の持つ勤勉さを殺してしまってるんだろうな。日本人がどんなに勤勉で優秀だろうが、今みたいに人を人と思わずコキ使ってたら労働効率なんて上がる訳がないし、しまいには壊れて当たり前だよ。

  9. もし社会人が本当に成果を求めるなら、疲れるほど走るんじゃなくて

    疲れない速度で楽しんで走るべきです。

    もし学生が本当に賢さと学力を手に入れたいなら、

    期末テストや入試に焦るほど追い立てられるんじゃなくて

    自分の速度でどんなに回り道でもゆっくり基礎を学ぶべきです。

    テストのために決まったことを詰め込むのでなく、

    無限の時間で回り道でもゆっくり興味あることを解き明かしていく勉強は

    本来とても楽しいものです。

    学生時代にあれだけ勉強嫌いだった人間が、

    大人になって余暇を持ったときに

    再び勉強に興味を持つ人が多いのもそういうことです。

  10. 「建前いいけど実際ダメ」とか「原則ダメだけど目をつむってあげる」なことすごく多かったみたいで、例えば関所だって手形なきゃ絶対通れなかったイメージありますが、実際には手形を持たぬ通行人でも役人が見て無害と判断すれば、「ならぬならぬ!関所を何と心得ておるか!」とわざとらしく怒りながら、通行人が行きたい方向へ背中を「押し返し」て通してくれたそうですよ。